†でおきしブログ†

ウナギ食べたいヽ(•̀ω•́ )ゝ✧

岩井俊二監督の『花とアリス殺人事件』は陸奥睦美(CV:鈴木蘭々)というオカルト系女子がイイキャラだった

アニメなのに実写ドラマみたいなセリフ回しが違和感だが徐々にハマっていく不思議作品だった。

タイトルからだと、アリスが殺されたように感じてしまうけれど、全く違う。

☆あらすじ

離婚した母親と一緒に引っ越してきた中学生のアリス(有栖川徹子)。転校先の中学校のクラスで殺人事件が過去に在ったらしいという。殺された少年の名前はユダ。

☆感想

★いじめの理由が謎

よく分からないがアリスは転校先の中学校で仲間ハズレにされていた。ここだけ腑に落ちなかった。いじめに動機など無いのかもしれないけど、何だろ??

クラスメートの陸奥睦美の差し金なのかな?

陸奥睦美(むつむつみ)がいいキャラすぎる

物語のキーパーソンは間違いなく陸奥睦美だと思う。

f:id:deokisikun:20190317002853j:plainf:id:deokisikun:20190317002857j:plainf:id:deokisikun:20190317002902j:plainf:id:deokisikun:20190317002906j:plain

映画『花とアリス殺人事件』

陸奥睦美も元々イジメられていたのだが、オカルト狂人キャラを開花させてクラスメイトを服従させる事に成功している。

陸奥睦美により教室は不可思議な雰囲気を醸し出しており、この異様な雰囲気が物語をドライブさせていく。陸奥睦美が居なければアリスが花に出会うに至る説得力は無かっただろう。

花とアリスの友情のお話

殺人事件(?)の後、引きこもりになった荒井花ちゃんが登校できるようになったのはアリスのおかげだ。

f:id:deokisikun:20190317011421j:plain

映画『花とアリス殺人事件』

物語の最後に二人で学校に登校する前にポーズを決めるのだが、これは時系列的には続編の実写映画「花とアリス」の冒頭でのポーズと同じだったりして、物語が繋がっているような演出が取られていた。

平泉成が2役

アリスの元父と、ユダの父親の会社の社員役の2役やってて、キャラクターを混同してしまった。同じ思いだった人もいるんじゃなかろうか?

そもそもアニメの主要キャラが少ない中で2役とか、岩井俊二監督は平泉成さん好きすぎでしょ。
(^^ )

★映画「花とアリス」(実写)との対比

続き物じゃないので、両方見ないと話が分からないという事はありません。物語の時系列としては「花とアリス」の前が「花とアリス殺人事件」になります。

両方見なくても良いのですが、実写映画の主要キャストが皆アニメの声優をしていて凄いです。

11年の時を経て、アリス役の蒼井優さんも花役の鈴木杏さんも演技力がすごくアップしているように感じました。

個人的には「花とアリス殺人事件」の方が面白かったです。

★「君」という2人称が口語的で違和感

花とアリスは互いに相手の事を「君」と言う。
アリスは母親にさえ「君」と言ったりする。

「君」って言う?

この違和感が、今見ているお話はフィクションですよという事を主張しているように感じた。

☆まとめ

面白かったので見るが吉!

www.youtube.com
hana-alice.jp

☆蛇足

  • 陸奥睦美の事
  • ロトスコープ
    • 人の演技をトレースしたアニメーションなので、とてもリアルだったし、背景もリアルで凄かったですけど、別にそこはこのアニメの本流では無いように感じた