†でおきしブログ†

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反出生主義のインド人が両親を告訴しようとしているという記事に概ね同意するが告訴は不要であろう

www.huffingtonpost.jp

私の中には「反出生主義」のマインドが半分ぐらいある。

☆反出生主義的側面

インド人のラファエル・サミュエルさんのコメントにうんうんと頷いた。

子供を作った人たちに、なぜ子供を作ったかのを聞くと、必ず最初に答えるのが『欲しかったから』という理由

「本人の同意なしになぜ生んだ?」インドの男性が両親を告訴へ | ハフポスト

「子供を産み育てる事は人間のエゴであり、これを否定できる人間はいない」と、僕は考えている。

野生動物の生殖行動に何一つ疑義を抱く事はないが、理性を得たヒトにとって、理由なく子供を産む事は不可能であるため、理由があって子供を産む事はエゴになってしまう。
これは抗いようのない事実であり、エゴを正当化する理由が見当たらないので、僕は反出生主義的側面があるのだ。

生まれた子供にももちろん理性があるわけで、ラファエル・サミュエルさんのように「同意無しに産んだ」と親を告訴しようと考える事も自然な事だ。


ただ僕は両親を告訴したところで何も変わらないと思うからしなくても良いんじゃないの?と思っている。(タイトル回収)

★不自然な世の中

理性を持った人間がエゴでしか子供を育てる事が不可能な状況下において、一般的にその事が問題になっていない事が問題だと感じています。

「結婚して子供がいないと立派な大人じゃない」みたいな社会性が不自然なのです。

国家維持において子供は大事である事から、そうあるべきだとは思うけれど、理性を持った人間達が格差の広がった世の中で、エゴで子供を産み育てるのか?この世界で子供を生きさせたいのか?

いや、そりゃ「NO」という人もいるでしょ。
残酷だろ。人間達は殺し合い、奪い合う。そんな世界に子供を、どういう感情で産むのだろうか?どうあがいてもエゴでしかない。

日本が少子化まっしぐらなのは経済的理由もあると思うけれど、それだけじゃないと思う。少子化は人間の理性によるものであり、賢くなりすぎたんじゃないだろうか。

☆出生主義的側面

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次代を担う人間達が居なければ、「自動運転の普及」も「AIにより人間の仕事が奪われる事」も、「GAFAに対抗する新たなテック企業が生まれる事」も、もしかしたら「人類が皆仲良くなる世界がやってくるかもしれない未来」も

存在しなくなる。

未来に僕らは生きていないだろうけれど、未来にワクワクして生きていけた方が健全だと思う。


☆解決策

子供は必要であるが、人間のエゴの元、子供を産み育てる事は不自然な事である。この歪な問題を解決する方法は――。


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Ergo Proxy」の世界のように、子供達は製造され「良き市民」として育てられる事が解決策だと思う。

市民のエゴは国やシステムが請け負い、製造するのだ。

健全に世の中が回っていくと思う。


子供は精神的には他人であり、血のつながりという目に見えないもので心は繫がらず、親子が必ず愛し合える関係となるわけでもないのだから。