☆サービス業ってなんだろう?
新卒で、とある独立系SIer企業に入社した僕は、SEという職種はサービス業だとどこかで耳にし、サービス業ってなんだろうと思いながら毎朝通勤していました。
職場によって独自のルールや人間関係、派閥や社内政治など、サービスの本流から逸脱したアホ臭いノイズを浴びながらも、サービス業にとって、最も大事なある一つの事を感じ始めました。それは間違いなく顧客満足度の向上に繋がると思えるものです。
☆さっそく結論
サービス業にとって大事な一つの事とは、
お客さんを無視しない
という事です。
自分や会社の都合で、知らず知らずにお客さんを無視してしまう事が誰しもあります。
☆反面教師的事例
- コンビニのレジにて
- お客さんがお金を手渡そうとした時、店員は商品を袋詰めする事を頑なに優先し、特にお客さんには何も告げず、お金を差し出した状態でフリーズしたお客をそのままに、袋詰めを終えた店員はお金を受け取った。
- 牛丼チェーン店にて
- 運悪く多数のお客が同時に入店してしまい、店員は慌てて一人づつ注文を取っていくが、特に「お待ちください」等の声かけはせず、最後のお客さんに注文を聞くまでに5分ほど経過した。
- メール
- 要求したメールの内容に対して回答が返って来て解決したので、特に返信しなかった。
いずれも、相手に対してほんのちょっと声をかけるだけで良いと思うのだけれど、割とやっていない人は多い。「私の仕事はこれなんで」っつってこなしちゃう。
☆蛇足
このあたりの価値観って人それぞれでしょう。だからこそお客さんを無視しない気配りの届いた対応にリスペクトを覚え、“おもてなし”という言葉を海外に向けて推しているのではないでしょうか?
GDPは中国に抜かれ、為替による売り上げに一喜一憂し、日常生活における利便性の向上という面での技術革新の伸び悩みも感じ始めた昨今、過剰とも思える“おもてなし精神”は海外で勝負できる大事な文化だと感じています。