先ほどスーパーに買い出しに行ったら、やる気のない唐揚げの露天が2カ所も展開していた。
「そりゃ無理筋だ…」
横目に通り過ぎた。
スーパーには唐揚げどころか食品の大半が揃っている。
顧客は安く美味しい食生活を求めてスーパーに来ているのだ。
スーパーの店先で商売をせざるを得ない状況とは?
彼らは勝ち筋を確信していたのだろうか?
最近、間借り営業やキッチンカーなど、店舗を持たずに飲食業を生業とされている方もいらっしゃるので、そのブームに乗っかって、人が集まる所に来ただけ?という事だろうか?
それにしても「唐揚げ」というポピュラーすぎる品で勝負するのは厳しい…。フライヤーがあるわけでもなく、出来立てではないものを持ってきて販売していた。
ここは大分県。鶏肉の唐揚げや天ぷらは、米と同じぐらいポピュラーなのだ。
スーパーの店先で勝ち筋のある露店とはなんだろうか?
さて、私は思った。
もし私がスーパーの店先で商売をせざるを得ない状況にあったとして、どのような商売で勝負できるだろうか?
前提として、スーパーで扱っている商品やサービスに競合しないものが良い。
私の行きつけのスーパーは食料品をメインに扱っており、衣料品は無く、雑貨もほぼ存在しない。
そこで導き出される案は…。
「激安Tシャツ屋」ですね。
上野のアメ横にあるようなやつ。
どこから仕入れたのかもわからないようなやつを山盛りにする。
Tシャツの山の中からお気に入りのものを見つけるというエンタメ要素もある。
ファンシーなものから、メタルバンドのTシャツとか混ざっていると面白い。
蛇足
ちなみに「唐揚げ屋」でも勝ち筋がある。
- 圧倒的に美味い
- お手頃価格
- 店員の態度が心地良い
- 長く続ける
これが実現できれば勝ち筋があると思われるが、スーパーの店先の露店を長期間やる意味がわからないので、現存しないというパラドックスに至る。