☆あてずっぽナンバーズ
着物姿のSOS団3人娘
キョンの3サイズを予感させるお話
もっとも涼宮ハルヒシリーズっぽいお話だったように思ふ
素数の積たるその数字の意味についての回収はいつかされるのだろうか?
☆七不思議オーバータイム
ミステリ研の金髪T登場
今回、前巻で登場した天蓋のなんちゃらメンバーとか全く存在しない中において、唯一存在感のある新キャラクターである
交換留学生がSOS団に近づいた?
貴方は異世界人あたりだろうか?
Tの真相についてもいつか回収されるのだろうか?
☆鶴屋さんの挑戦
このお話だけ書き下ろしで、前話の2つは既に雑誌に掲載されていたお話だったそうで、谷川先生が書きたいものを書いたのか、小説を発売する上で必要な穴埋め的なエピソードであったのか?
おそらく両方なのだろうけれど、正直僕はこのエピソードはいただけなかった。
何故か?
それは読者に考えさえる余地がほぼなく、「ひたすらに鶴屋さんとSOS団+Tが事細かに謎解きをする描写を書き連ねている」からである。
このエピソードに意味があるのだろうか?いくら熟考したところで種明かしがされていくであろう展開に、途中まで頑張って読み解こうとしていたのだけれど、考える事を辞めた僕はサクサクとページを飛ばしていくのであった。
唯一、DNAコンピューターとタイムマシンの関連性を匂わせる事だけが涼宮ハルヒシリーズっぽさであったように思う。
谷川先生からこのエピソードを書いた理由について語ってほしいところなのだけれど、いつどの誌面なりで明かされるか分からない。
この感じで続刊も書かれるのはちょっとなぁと思うところだがおそらく買うだろう。生きていたら。