†でおきしブログ†

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マイケル・ムーア監督のアメリカの銃社会に物申すドキュメンタリー映画見た【ボウリング・フォー・コロンバイン】

日本での公開は2003年の映画。
もう16年も前の作品なのですが、初めてU-NEXTで見ました。

タイトルの「コロンバイン」は銃乱射事件で沢山の死傷者を出した高校の名前です。

コロンバイン高校銃乱射事件 - Wikipedia

犯人の二人は事件当日の朝、ボーリングをプレイしていたそうです。

アメリカの銃問題について

自衛のために銃の所持が認められた国。僕は銃が無くなれば痛ましい事件は起こらないだろうに…。そう思ってました。この映画を見るまでは。

問題はそんなに単純ではなかった。
問題は「恐怖」だった。

誰が「恐怖」を煽ったのか?実弾を装填した拳銃を枕元に置くほどに怯えさせているのか?そういった事に迫っていく映画でした。

また、ムーア監督の凄い所はただの記録映像ではなく、自ら行動する事です。銃乱射事件の犠牲者のためにムーア監督はできる限りの事をやります。


日本で仮に銃所持が解禁されたらアメリカ並に殺しあうような気がしました。

マイケル・ムーア監督のギャグ演出が面白い

本作は実際の銃殺事件映像というショッキングなシーンがある一方でギャグ演出もあるから、ドキドキしながらも面白くもある。次の展開がどうくるのだろうか?とワクワクするのだ。

★こちらのシーンがツボでした

デンバーのリトルトンで、ホーム・セキュリティのコンサルタントとムーア監督が話してるシーン。


――網目状になったドアを挟んで

 ムーア「ナイフだと近づかないといけないね」

 コンサル「そこがミソなんだ」

 ムーア「ヤリなら?」

 コンサル「」
 (場面が切り替わる)


――地下のセキュリティールームの頑丈な扉の前で

 コンサル「このドアはとても頑丈だからまず破れないよ」

 ムーア「オノなら?」

 コンサル「オノね」
 (場面が切り替わる)


場面を切り替える事でオチが明確になりドッと笑える。
オススメ!

ちなみに、マリリンマンソンがインタビューを受けているシーンがあるんですが、問題の核心を簡潔で明瞭に語っていて、とても素敵でした。

☆蛇足(U-NEXTの「ドキュメンタリー」コーナーおもろいよ!)

U-NEXTの「ドキュメンタリー」コーナーで本作を見つけて面白かったのでレビュー記事を書いたのですが、他にも面白い作品があったので紹介します。

キャピタリズム ~マネーは踊る~

同じくマイケル・ムーア監督の、サブプライム問題によるリーマンブラザーズ破綻前後のアメリカの金融と政治と民主主義についてのドキュメンタリー映画

相変わらず監督自ら突撃取材を敢行していて見応えがあった。


リーマンブラザーズ破綻といえば、クソ株ランキング動画を思い出さずにはいられない。
www.nicovideo.jp

★A / A2

A [DVD]

A [DVD]

A2 [DVD]

A2 [DVD]

これタイトルだけだと何の作品かわかりませんよね?

こちらは地下鉄サリン事件後のオウム真理教内部に密着したドキュメンタリー映画です。こんな映画があったなんて。

連日メディアで放送されていた裏側が垣間見れる作品です。

Aでは「転ばせ公妨」という衝撃的なシーンが収まっています。
警官がわざとこけて公務執行妨害で被疑者を引っ張るという「転び公妨」の上級技「転ばせ公妨」が拝めます。これだけでも一見の価値ありなんじゃないのかな。

まるで演劇のような臭い芝居が往来で仕掛けられ、警官に引っ張られていく信者でしたが、撮影した映像を証拠として開放されます。

A (映画) - Wikipedia

この映画を見て思ったのは、逮捕されたオウム信者及び代表以外は、仲良し新興宗教サークルの若者達だったのかもねって事。


「え?でも捕まっていないだけで危ない人達なんじゃないの?」って思うかもしれない。

危ない人もいるかもしれないけれど、僕らの所属する会社や学校や家族やサークルというあらゆる集団において同様ですよね。

ちなみに同じ監督のドキュメンタリー映画で、「FAKE」っていう佐村河内守さんに密着する作品もU-NEXTで公開されていました。

FAKE ディレクターズ・カット版 [DVD]

FAKE ディレクターズ・カット版 [DVD]

新垣隆さんの告白でゴーストライター問題浮上後に密着したドキュメンタリー映画です。

スティーブ・ジョブズ1995 ~失われたインタビュー~

ジョブズさんがアップルに戻って来る1年前のインタビュー映像。

アップルから追い出され、NeXTの起業やピクサーの設立(買収)した後のジョブズさんです。


終盤の今後10年後はどうなるか?という質問に答えるジョブズさんの回答が凄かった。1995年時点で、2007年のiPhone発売までの未来がもしかして見えていたのでは!?と思わせる内容だった。

ビジョンが明確で自信に満ち溢れた発言から、カリスマ性を感じて震える。

スティーブ・ジョブズ 自由の精神

ジョブズさんの死後、関係者にインタビューしていくドキュメンタリー番組。中々興味深い。

今のインターネットの基盤はこの人のおかげという、ティム・バーナーズ=リーさんが出てきて、「NeXTのコンピューターを使って数か月でWWWの開発ができたよ」ってコメントしてて、え?そうなん?と思い、Wikiで調べると確かに書いてた。

バーナーズ=リーが CERN で使用したNeXTcube。初のWebサーバとなった。

ティム・バーナーズ=リー - Wikipedia
スティーブ・ジョブズ

大学時代からiPod発表までのジョブズとアップル社と従業員や役員を描いた映画。

ジョブズの強権的仕事のやり方は耳にしていたけれど、なかなか強烈に描かれていました。ジョブズは製品の全てに拘っていました。だからこそ僕らはアップルの製品に心惹かれました。


www.youtube.com

スティーブズ 1 (コルク)

スティーブズ 1 (コルク)