人はすぐに疎遠になる。
ネットでも同様で、数年前にフォローした人の事など忘れてしまう。そういったものが何年も積み重なっていく。
そして誰だろう?と思いながらも興味のあるポストであればLike&Retweetする。
これこそ「セレンディピティ」(偶然の出会い)であると思うんです。過去の自分が選んだフォロワーの情報からの出会い。
あらかじめ興味のある事柄をインプットしたシステム側から、ポストされる記事との出会いを、そんな作られた出会いをセレンディピティと呼べるのだろうか?と、「セレンディピティ」という言葉が散見されるようになった2010年頃の僕は思っていました。
自分の選択が僅かながら影響し、溜まりに溜まったデジタルミルフィーユからのポストは、始めたてのデジタルサービスのヒンヤリとした感覚とは異なり、どことなく温かみを帯びているんです。手垢だらけなんです。
ネットの栄枯盛衰はここ20年ほど、色々見られていましたが、長く続いているサービスを使い続けたユーザーは、これまで体験した事のないデジタルウォームを感じられているのかもしれない。
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