☆病的なまでにお金に優先度を置く人
そのような人が存在している理由は、不確かでリスクまみれな人間とは異なり、価値の計りやすい「金」に安心感を得るためだと思う。
逆説的に考察すると、「金」に価値を感じる人は、人間に対して総じてウェットでありシャイで生真面目なのではないかと思うんだよね。
☆アニメの話であるが
★物語シリーズの貝木泥舟 (かいきでいしゅう)
ヴァイスシュヴァルツ 肉奉行 貝木泥舟/<物語>シリーズ セカンドシーズン(MGS39)/ヴァイス
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貝木さんの口癖は、事あるごとに「金を払え」である。
誰にでも対価を求める。
一見ドライに見える貝木さんですけれど、「恋物語」の時には誰も見ていないのにトイレで自問自答し、人助けをするか否かをセルフジャッジするのである。
貝木さんは「戦場ヶ原ひたぎ」に対してとても優しい。理由は知らんが、とにかく助けたいと考えていたんだ。
しかしながら、「対価には金を求める」という絶対条件で生きている貝木さんにとって、対価足りえない「はした金」で、命の危険を冒してまで人助けをするというのは、自問自答を通して納得しなければ、到底やりきれないものだったのであろう。
己のイデオロギーに忠実な貝木さん。
そのイデオロギーを満たす理由づけをしなければ、「アンバランスな人助け」などできようはずもないのだ。
生き方としての金。其処には金を基準としたルールが在った。そして「純粋に助けてあげたい」と思っているパーソナリティ。そのせめぎ合い。葛藤。
貝木さんは間違いなく良い人だと思う。
★「のうりん」のマネー金上
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マネー金上は金を稼ぐ事が大好きだ。高校生ながら、その商売の手法は幾多の困難を経験した起業家のような貫禄がある。
マネー金上の凄い所は、学生の間にできる事は金稼ぎではなく、「人脈作り」であり、それは金に換え難いと考えている点である。
社会人になってどれだけ金を稼げたとしても、高校生の間に作れる人脈はプライスレスである事を悟っており、現役高校生がこの思想に辿り着けるというのは凄まじい。
金を稼ぐ事は大好きであるけれど、金以上に大事な事をマネー金上は知っているのだ。
尊敬するし、マネー金上は絶対良い人だよ。