†でおきしブログ†

ウナギ食べたいヽ(•̀ω•́ )ゝ✧

12年経過した今でもErgo Proxy(マングローブ作品)はやはり難解なディストピア作品であると思う

www.b-ch.com

バンダイチャンネルで1話が無料で見れるので、ディストピアに興味がある人は見るが吉。
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僕は本作品ほどに理解し難いディストピアアニメ作品を知らない。

ヒロインのリル・メイヤー。
どこかのミュージシャンによく似た青いシャドーでアイメイクしている女性だ。

舞台となる都市「ロムド」では子供は造られる。
そして良き市民として生きていく。
リル・メイヤーは良き市民である。



ディストピアという概念すら持たない彼らの世界観があり、そういった彼らの世界観でアニメーションは繰り広げられていく。

僕らの日常とは違う彼らの日常を、異常なまでに生生しく表現しており、やはり理解し難い内容である。



「ビンセント・ロウ」
彼は、一般的な良き市民を目指す者とは若干異なる異物である。
彼の正体は、旧人類が作り出した神たる「プラクシー」である。
創られた人間とは別モノだ。


リルとビンセントは旅をする。
しかしどれだけ旅をしようとも謎は深まるばかりであり、我々視聴者自身も、「我々はいったい何者なのか?」という問いを突きつけられているように感じてくる。



我々は何者なのか?



これはアニメを超えて何かを訴えているように思えてならない。

今は存在しないアニメ制作会社「マングローブ」。

Ergo Proxyマングローブのオリジナル作品だ。

一体誰がこの作品を企画し、脚本を書いたのか知らないが、普通の感性でこの作品を創れるとは到底思えない。


昨今のアニメには無い、理解を超えたセカイがここにある。


見たことの無い人には是非お勧めしたい作品である。

Ergo Proxy: Complete Series/ [Blu-ray] [Import]

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