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【物語シリーズ】貝木泥舟が詐欺師を自称する理由

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貝木泥舟は紳士だよなぁ

金を頂く。

対価を頂く。

それだけであり、誰しもが日常的に行っている事だ。



しかも貝木泥舟は仕事を完遂するためにしっかりとやり遂げるプロフェッショナルである。

戦場ヶ原ひたぎ”からもある意味信頼されているからこそ、「恋物語」において依頼を受けるのである。



元来、詐欺師は自称で詐欺師とは言わないだろう。貝木泥舟はわざわざ詐欺師と名乗る。これは不自然である。意図的に貝木泥舟は詐欺師と名乗っている。

それは何故なのか?
これ以降は僕の勝手な憶測である。

貝木泥舟は反面教師

貝木泥舟は、世の中のあらゆる物事が偽者だらけであり、むしろ本物などほぼ存在しないと確信している。

そうでありながら、ごく稀に遭遇する「本物」を求めているように感じる。また期待している。


そうでなければ、命がけで“千石撫子に”自身の夢について説く事などしなかっただろう。「可愛らしさ」という偽りの仮面で生き続けている不憫な少女の「本物」を貝木泥舟は期待したのである。


戦場ヶ原ひたぎ”や“阿良々木暦”に親切にしているのは、彼等が純粋であり素直であり、余計な取り繕いの無い「本物」であるからだ。


「本物」と遭遇する可能性が高く、また明確に「本物」だと認識しやすい場を求めるのであれば、それは自身が詐欺師と名乗る事である。

詐欺師と名乗る怪しい男に対する相手の出方によって、貝木泥舟は「本物」を見極めているのだ。

☆蛇足(金について)

偽者だらけの世界。関係性が破綻すれば、他人など存在しない事となる。世界的な日常の光景である。


その前後で間違いなく存在するもの。それが「金」だ。


「金」はシンプルだ。何かしらに交換できる役立つモノだ。特に円(JPY)については事あるごとに円買いが生じて円高になるぐらい信頼されている。


「金」はシンプルで信頼できる。


僕は貝木泥舟が好きだ。