☆忙しいのは嫌いだ
今、結構忙しい。まいった。
オジサンになったせいか、忙しい事には最早飽き飽きしていて、忙しい事によるメリットなんて無いと感じている。“タフ”になるメリットがあるか?若い頃ならそうかもしれない。歳をとったらもうタフになる余地もほぼ無くなっている。むしろ衰退だ。
貴重な時間を切り売りしているサラリーマンにとっては、少しばかりの残業代が発生するだけだ。
忙しくてもジャンジャン儲けられたらいい。もしくはクリエイティブでエキサイティングな体験なら忙しくてもやるべき時なのかもしれない。しかし、忙しい時の大半は、誰かの段取りがイマイチなために発生している。
面白くもなんとも無いのだ。
では、「面白い仕事をすれば良い」のだけれど、僕は相変わらずパッとしない雇われ人に胡坐をかいている。従って、この状況は自ら招いた僕自身のせいなのだ。
知っている。
度胸の無い保守的でビビリなオジサンなのである。
☆忙しい時に思い出す
過去に最高に忙しくて色々ぶっ壊れていた時があった。
その時もメリットなんか無かった。むしろ炎上しており最悪だった。しばらくして鎮火したのだけれど、トラウマというか教訓めいたものが刻まれた気がする。
その当時の取締役からタイトルの言葉を頂いたのだ。
「明日の事を悩まず今を見ろ」
おそらく当時の僕は、明日を憂えているように見えたのだろう。実際、ドンピシャなアドヴァイスであった。忙しくなると僕は明日の事を憂いがちなのである。
逆にいつもタフに見えた取り締まりも、明日の事なんて考えていたらツラくてやってられない気持ちもあったのだろうと思う。貴方もか弱き大人の代弁者なのですね。
☆忙しさを抜けて危機感を忘れる
忙しい時ほど、未来に対しての備えや投資について考えるのだけれど、忙しさが過ぎ去ると考えなくなる。そしてまた忙しくなって……の繰り返しだ。
リソースを切り売りしてサラリーマンは緩やかに死に向かうの。実はこれが最も恐ろしい平穏な日常なのかもしれない。(まぁサラリーマンに限らず皆がきっとそうなんだけれど)
何が正しいとか間違っているなんて無いとは思うのだけれど、「何とかしないと」とか「何とかなんねーかなぁ」とかいつも考えている。
何が正しいとか間違っているなんて無いから、頭の中だけで考えていると永久に答えは出ないようにも感じられる。