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【kindle】「ゲームの今」はビギナーゲーム開発者を元気にしてくれる本だと思う(^ω^ つ )3三

☆2016/11/18に108円で購入した本

ゲームの今 ゲーム業界を見通す18のキーワード

ゲームの今 ゲーム業界を見通す18のキーワード

安かったので10分程度で読める薄い本なのだろうと思いながらチビチビと読んでいたのですが、年明けしてようやく読み終わる事ができました(^^; )
↑のkindleの商品画面で値段を見て納得。(108円は破格だった)

※ボリュームのあるkindle本はサンプル版でも結構読めるので興味のある人はまずはサンプル版を読んでみると良いと思います。


読了感に包まれている今のうちに感想を書いていきます。

☆ある程度ビデオゲーム*1を知らないと難しい本

読み終わってまず感じたのが、本書の対象となる読者は「ビギナーゲーム開発者以上」だろうという事です。
もちろんゲームを作った事が無い人でも、幅広い内容なのでゲームに興味があれば楽しめると思います。

ただ、自力で何かしらのビデオゲームを作った人の方が、共感したり新しい発見に喜びを感じる度合いは大きいでしょう。出版日が2015/2/24であるため、少し情報が古いかもしれませんが、見聞の狭い僕にとっては十分「へーっ」と言わしめる内容でした。

☆特に楽しめた章について

  • 第12章 自作文化
    • 第12章では、昨今のインディーズと商用の垣根の低さによるメリットとデメリットについて、ニコニコ動画などのCGMを中心にまとめられており、「ゲームの今」というより「デジタルコンテンツの今」といった感じの内容で、この章に関してはゲームに限らずデジタルコンテンツ畑の人は楽しめる内容だと思います。古典的なゲーム開発の内容だけでなく、現実的に必要なプロモーションについて丁寧に書かれており、僕はこの章を読んで筆者に好感を抱きました。
  • 第15章 ミドルウェアゲームエンジン
    • 僕はここ3年ほどゲームを作っておらず、ミドルウェアゲームエンジンを調べる事も無かったため、知らない事がまとめられていて非常に興味深かったです。インディーズも大手デベロッパーもゲームの開発基盤って悩みどころで、答えの無い部分だと思うので、とても興味深い章だと思います。ゲーム制作のフレームワークやエンジンについて丁寧に記載されていて面白かったです。ちなみに本書に記載されていた「UBI Art Framework」がオープンソースでリリース予定って件を初めて知ったのでググってみましたが、まだ実現はされていなくて、よくわからないけれどchange.orgに投票ページが出来ていました

☆最後に

2010~2014年頃、スマフォゲームの個人開発界隈が非常に盛り上がっていたように思うのですけれど、最近めっきりですよね。というかテクノロジー的にもワクワクするものも出てこなくて、「開発モチベーションが上がるようなネタが欲しい!誰でもいいからワクワクするようなお話聞かせてプリーズ!」っていう状況でした。
本書は広範囲にわたってゲームに関連する、現実に即した新しい内容が記載されているので、ビギナーゲーム開発者がワクワクするポイントがひとつはあるんじゃないかなと思いました。
少しでもワクワクするネタが欲しいって人にはオススメです。

☆関連記事

筆者の方の記事が4Gamerに沢山あるようなので、ゆっくり読みたいと思います。
www.4gamer.net

☆蛇足

本書のタイトルに「18のキーワード」って書いてるのですけれど、17章までしかなかったのですが、どういう意味なのか分かりませんでした(^^;)

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*1:PCゲーム、PS4、XboxWii3DS、スマフォゲームとかそういうやつ