☆結論
事故から4年経過しているけど、よくわかっていない。
☆結論に至るまでの過程
東電から開示されている下記ふたつの1次ソースを参照して判断した。皆さんはこれらの情報を参照してどう感じるだろうか。
★(1)ミュオンによる測定結果速報
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2015/images/handouts_150319_03-j.pdf
“多くの燃料が溶融して下方へ移動したことを示唆する結果が得られた”と記載されており、所謂メルトスルー*1を示唆しているが、具体的に燃料がどの位置に存在しているかについては明示されていない。
なお、本資料で非常に興味深いのは、最終ページにある今後の1号機格納容器内部調査の計画中に関する情報であり、資料の内容からペデスタル外での調査について2017年度まで計画している事が読み取れます。
ベデスタルとは原子炉格納容器内で圧力容器を支えるコンクリート製の構造物であり、メルトスルーした燃料はベデスタル内部に落下するはずなので、メルトスルーした燃料自体の生映像は少なくとも2017年度迄は期待できないと予想されます。
ちなみに、資料に記載されているB1という調査装置はカメラを搭載したロボットの事で、こちらのロボットが撮影した動画は下記リンクから確認できます。
※B2,B3に使用される調査装置がどのようなものになるかは資料からは不明です。
★(2)格納容器内部でのロボット撮影の様子
http://www.tepco.co.jp/tepconews/library/archive-j.html?video_uuid=q5o348ib&catid=69619
ベデスタル外での、さらなる調査を継続して行う旨が動画から読み取れます。
☆フクイチがこんな状況だけど、川内原発は再稼動の認可が下りました
2015年05月27日の報道です。
http://www.yomiuri.co.jp/science/20150527-OYT1T50055.htmlwww.yomiuri.co.jp
再稼動まであとちょっとですね。ビビるわ~
☆追記
★メルトスルーした燃料デブリの回収日程に関する記事
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*1:圧力容器の外に燃料が漏洩した状態