☆「クリエイティブな仕事がしたい」
そう思い、新卒入社した会社を後にした私。
転職先では、そこそこにクリエイティブな体験ができたし、大変な思いもできて感謝している。今でもクリエイティブな事がしたいと思ってはいるものの、メンドクサイなぁという思いが強い。
メンドクサイ思いが年々強くなり、ぐーたらしている。
あの若かりし頃の僕が見たらなんと言うだろうか。
わからない。当時の僕の思考なんて覚えていない。
☆意識高い系だった新卒の頃
新卒の頃は、同期に意識の高い人が多かったように思う。
彼等はとても眩しかった。
僕も多少は意識が高い感じでした。実際は馬鹿者でしたが。
新卒間もない頃、なかなか厳しい現場で働くようになった僕の意識は、低く低く汚泥の底に深く沈み込んでいきました。
いわゆる鼻をへし折られるという状態です。
その代わりに神経が多少太くなっていくようになり、逆境において異常に燃えるような特性が現れていく事になります。ストレスとプレッシャーに絶え抜いていった僕はドロドロとしたダークエネルギーに支配されていく事になります。社畜達が蠢く蝕を生き残ったガッツのような感じだろうか。
☆ドロドロ
退職直前の頃、今思えばまったくもって生産的な思考じゃなかったです。何のプラスにもならないストレスとひたすら闘っていたように思います。
なお、それだけ苦労してやっていた仕事で作り上げられた製品は、全く売れませんでした。
というか、企画の時点で売れない事は誰しもが判っていた事でした。金にならなくても仕事として成立しうる文化というか、過去の実績のおかげというか、とにかくそういう特殊な場が存在していました。
随分前の話ですけれど、今でも異常な現場だったように思います。
当時の様子について、去年も似たような事を書いてたので貼っておきます。
情報系の学生なのに卒業後も自らプログラムを作ろうとしなかったその後 - †でおきしブログ†
☆ちょっと可笑しくなった僕
いつ終わるともしれぬ現場に嫌気がさした僕は、突如としてWEBデザイナーになりたいと思い始めます。
とにかく、非生産的且つ過労働なだけのノンクリエイティブじゃない所に行きたかったのです。この状況以外ならどこでも良い!たのむ!たのむ!たのむ!やれる!やれる!やれる!俺はやれる!やれる!
ある意味、意識が高くなった僕は、AdobeのCREATIVE SUITEっていうソフトのセットを買って、PCを新調して、イラストレーターで描いたヘタ絵を貼った謎のフィクション企業のサイトを作ってポートレイトと称してエージェントに送りつけたのですけれど、当然ながら書類審査でことごとく落ちまくるという結果に(笑)
ちなみに、フィクションサイトは黒歴史すぎるので、転職後に抹消しました。
転職エンジェート2社にお願いしていたのですが、もう片方の年配のエージェントさんから、WEBデザイナーは未経験で入るには云々、今までの経験からすると云々と、ぐうの音も出ない正論の説明を受けて、「ですよねー」って終始頷くばかりでした。
☆意識の低下
エージェントさんのおかげで、ドロドロな職場から脱出した僕は、エキサイティングな体験をさせてくれる企業で働く経験ができました。
んで、また転職して、今では意識が下がっています。
意識の高かったあの頃の同期達は今どうしているんだろう。
僕と同じように思っている人がいるんだろうか。
そんな事よりも、立派に大人の階段を登っていっているんだろうか。
ふと思ったのが、クリエイティブじゃない職場でしか生きられないタイプもいるんだろうなって事。生き方は人それぞれなのですけれど、やっぱり年齢的な限界があるから、どういう環境下で金を稼ぐのが自分の特性に合っているかを見極める必要があるんだろうと思う。
見極める前になし崩し的に年齢が先にやってきたりする事も往々にしてあるだろうけれどね。
☆過去の僕
最近、ぐーたらしてるんですよ…。
いかんなぁ。いかん。
こんな僕を責めてくれるのは、過去の僕しかいない。
そんな事を思い出しながら、思い出エントリーをカキカキしていました。
もちろん、過去の僕が話しかけてくれる事はありませんけれど。