☆若気の至りなんていうけれど
若いうちに何かのお題に対する失敗を知らなくて、真っ向から突っ込んでいく際に、失敗を知っている大人からみて「若いなぁ…」なんて言われがちです。
けれど失敗を知らなければ、対象のお題に対する難易度もトラブルシュートも知り得ないため、リカバリー可能な範疇であれば大いに失敗して然るべきだと思います。
★新卒の方へ
新卒の就職活動で一流企業に入れないと失敗だー云々っていう話題が、先週ぐらいに賑わいをみせていましたが、就職してもそこがゴールじゃないです。新卒で入社して45年先まで働いていけるかなんてわかんないですし、それよりもむしろ、若いうちにどれだけ良質な失敗を経験して自分の糧とするかが重要なのかなと思います。
大企業が倒産したり、買収後に消滅したりする時代ですから、結局自分自身を高めるしか生きていけないわけで。
★失敗できる環境はありがたい
昨今の不景気な社会情勢において、若い人に失敗をさせる余裕もない企業が増えてきているでしょうから、失敗できる環境というのはありがたい事のように思われます。
僕の経験ですが、凄くお世話になった会社の先輩から愛あるお説教やケツを叩かれて、「あざーっす!!(^^)/」っていうノリと、それを良しとする文化がありました。
若干体育会系的なノリなので好みが分かれそうですが、いずれにしても失敗を経験させてくれる土壌は大事かなと。
羽振りの良いバブリーな時代はそういう企業が多かったのでしょうけれど、現代においては率先して失敗を経験しようとする姿勢が無ければ、一切体験できないかもしれません。
☆さて本題
失敗を経験して歳をとっていくと、2種類のタイプに分かれるように思います。
- 失敗をポジティブに捉える
- 歳をとっても未体験の分野にホイホイ挑戦していける
- 失敗をネガティブに捉える
- 失敗が怖くて引っ込み思案になる。極端にいうと何もできなくなる
実際、失敗から得られる事は多いのですけれど、時間も体力も精神力もとられるので、疲れてしまいます。
めんどくさいのです。
めんどくさい事はネガティブな事です。
けれど、生きていればどうしたってめんどくさい事は起こりえます。
だから諦めてポジティブになるほうが楽なのかもしれません。
GDPの成長率がマイナス方向に進んでいきそうな昨今、今後も不景気の煽りをくらう人は増えていく可能性が高いように感じます。
結果、めんどくさい事だらけになって、ポジティブじゃないとますます生き辛くなっていくような気がします。
ではでは。