☆活字の紙媒体の本など久しぶりであった
とある焼肉屋の読書家な店員より、面白いから読んでみなと文庫本を託された。
それがこちら。
- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/12/25
- メディア: 文庫
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☆感想
表紙絵から、「時代ものかしら?」と思ってしまいがちなのですが、携帯電話が登場しているので、テクノロジーは現代的です。
しかしながら登場する人物やト書きの文学的表現が、なんだか時代考証を超越したファンタジーを感じさせてくれます。
読み進めて行くうちに世界観と個性的なキャラクターにハマり込んで行きました。
とにもかくにも主人公の女の子が可愛らしいかったです。
なお本作のテクニカルな面として、散りばめられたキャラクターと伏線をカッチリとはめ込んでくれており、「なるほどそうきたか!」と思わせてくれるパズル的な心地良さもあり、よく考えられた構成に呻らせられます。