†でおきしブログ†

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電子書籍における同人漫画があまり盛り上がってなくて不思議

☆そろそろ夏コミの時期ですね

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参加される同人作家の皆さんがSNS上で「進捗」について言及を始める季節がやってきました。

コミックマーケット(通称:コミケ)については、過去に一度だけ知人に誘われ冬コミに遊びに行った事がありますが、当時は同人誌にあまり興味が無かったため、早朝の電車移動と満員電車と牛歩状態の待ち行列という苦行の一端のみを多いに味わった事で、以降遊びには行かなくなりました。

過酷なイベントであるにも関わらず、年々参加人数が増え続けているという状況が私としてはとても不思議だったりします。
コミックマーケット年表

☆ふと気になったコミケの参加費用

参加費用を調べてみると、参加費用7500円とは別に、審査に応募する上で1000~2500円ほど掛かるようです。

  • 参加申込書セット 1000円(通販時:1500円)
  • 参加費用 7500円
  • [オンライン申し込み時]システム使用料 1000円

○参考:

あと、印刷代とか旅費とかも馬鹿になりませんよね…。
けれど参加サークル数が35,000もある事から、コミックマーケットには参加したいと思わせる魅力があるようです。

コミックマーケットでなくても、自分の作品を沢山の人に見てもらいたいと思っている方は電子書籍出版(特にkindle)をおススメしたいです。

kindleなら基本的に0円から発行可能

電子書籍なので印刷代を気にせず、且つAmazonのネットワーク上に無料で書籍を出版する事が可能です。
お金が掛かるものとしては以下。

  • EIN取得及びW8-BENの申請に伴うFAXとエアメール代 300円程度
  • ロイヤリティを30%→70%にupする場合のシステム利用料金
    • 30%であれば利用料無料

W8-BENの受理までが少し時間がかかって面倒ですが、コミケに申請するほどのモチベーションのある方であればなんとかなると思います。
○参考:KDPで漫画を出版されている鈴木フルーツ氏の記事


ちなみに、kindleで活動的な漫画家の鈴木みそ氏の収支報告されていたブログ記事は夢が広がります。
○参考:2013年電子書籍の収支 - CHINGE

kindleの概要

○オススメポイント

  • 知名度がヤバイ
  • 色んな出版社の漫画本や小説が続々とkindleで登場してる
  • 無料で読める本が沢山ある
  • SNSやブログで宣伝し易い

○閲覧可能デバイス

iOS,Androidはそれぞれkindleリーダーアプリ使って閲覧します。

ちなみに、アメリカでは、"kindle for PC"というリーダーアプリがあってPCで閲覧ができます。なかなか日本で導入されないのが本当に謎なのですが、このサービスがリリースされればさらに広がると思うんですけどね。

  • 追記
    • 2015年1月21日にkindle for PCがリリースされました

Kindle for PC日本語版が公開 〜Windowsタブレットでも数百万冊の読書が可能に - PC Watch

    • kindle Cloud Readerというものが2014年9月にリリースされました
    • 読める本は、コミック・雑誌・洋書と限られているようです。(なんでだろう)
    • 参考:

アマゾン、PC ブラウザで読めるKindle Cloud Reader 提供開始。漫画・雑誌と洋書のみ - Engadget Japanese

kindleがグイグイ来ると思っていたのだけれど

ガラケーからスマフォへの流行の変化と同様に、ガラパゴス電子書籍から黒船的kindleへの流行の変化を予想していたのですけれど、スマフォほどのダイナミックな変化は伝わってきませんね。というかそもそも電子書籍自体はもともと盛り上がってなかったっていうのもありますけれど。
ただ、大手出版社の集英社さんの漫画がkindleで出版されるようになって、kindleの知名度も上がって来ているように感じます。

それでも僕の周りでkindleで書籍を読んでいる人は少ないです。むしろ「紙の本で読みたいんじゃー!」という人が結構多かったりしていて、出版物は依然として紙媒体が強いような気がします。
これって、既存の紙媒体の書籍と電子書籍を並べた時に、今まで読みなれている紙媒体の方をチョイスするっていう当然の流れだと思うんですよね。単純に電子化しても受け入れられ辛いという状況。

☆そんな中、電子書籍の世界でバケモノコンテンツが生まれてました

単体でスマフォアプリ化され、ランキング上位にも入っていてご存じの人も多いと思われる「ReLIFE(リライフ)」です。
分社化したLINEの元々の会社(NHN)が運営しているCOMICOというサービスの1コンテンツで、サービス内の他コンテンツと比べた際に圧倒的なコメントの書き込み量で、その人気っぷりが窺えます。

COMICOはkindleのように既存の書籍の電子版を取り扱っているわけではなく、オリジナルの漫画を作家さんに投稿してもらい、ユーザーが閲覧するという所謂CGM(Consumer Generated Media)です。
コンテンツがそもそも電子データでしか存在しないため、「紙の方が~」というユーザー心理はまず生じないでしょうから、ユーザーも気楽に電子書籍に触れられるわけです。
しかもCOMICOの場合にはページ送りが縦方向であるため、LINEやtwitter等のSNSに慣れているユーザーは閲覧し易いUIなのだと感じます。

ドワンゴ社のニコニコ静画も同様のサービス(CGM)を展開しており、合わせて既存書籍の電子版も扱っていたりします。

今後、電子書籍の入り口としてCGMに触れた若い人達が、商業誌も電子書籍で読む事が普通になっていくかもしれません。
まだまだ電子書籍市場は成長していくと予想してます。


ではでは。



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