†でおきしブログ†

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ショートストーリー(実験) 「ま」_「マジック」

こんばんわ。
deokisiです。


今回は「ま」


  • 「マジック」

子供の頃、「ハンドパワーです」って言えば馬鹿ウケするぐらいマジックが流行っていたり、少し時間を置いてイルージョンなんてゆう言葉が流行ったり。

大っきなお友達になるとイルージョンって名前の会社を自然と知ったりします。



まぁ、周期的に流行りがやってくるいわゆる手品というやつです。



エンターテインメントとしての手品を見るときは、素直に驚いて楽しみます。

「アソコが怪しい、この時怪しい」とかって、ネタばかり気にしては楽しくないわけです。
素直にその洗練されたテクニックに感動すれば良いかなと。



逆に騙されて楽しいと感じられないのは、「詐欺」です。

精神掌握するそのテクニックは主に口だったりします。
ソーシャルハックですね。


しかしながら詐欺の手口に騙されている間は、楽しい気分なのかもしれません。
結果として詐欺として気づくのです。
もしくは気づかないかもしれません。


これって、結果的に被害と感じなければ公にならないわけで、恐らく世の中には沢山の似た事例がわりと溢れているんじゃないかなと感じます。


ざっくり言うとマジックは日常的に起こっている。


  • 闇金業者に食い物にされながらソレに気づかず生きている人。
  • よく分からない税金がかけられた中で生きている国民も、近所に新しいショッピングモールができて家族で出かけて楽しそうに笑っていたりする。
  • 他人からはガラクタにしか見えないようなものでも、嬉しそうに毎日作っていたり。
  • なんの効果もない薬に効果を期待して祈りながら摂取する人々とか。
  • 特定の大学に入れば僕は幸せになるんだと思い込んでる4浪生だったり。


大小様々な幸せのカタチは人それぞれ。


何かに魅了された彼らに「お前は騙されている!」と誰が言えるでしょうか?

まぁ実際の所、身内の喜びが自分の価値観とかけ離れている場合には難儀なんでしょうけれどね……
その場合は力づくでも何とかしたい所なのだけれど、魅了されている場合にはなかなか難しい。個を尊重すべき倫理観とエゴの境界線の微妙な感じになる。


大体人間同士が離れていくのは、こういった場合かどちらかが興味をもたなくなった場合ですよね。



けれども人間関係を円滑に進める上でも多少のマジックは必要だったりします。

○マジックモンブラン


男「ただいまー」

女「今日もお仕事お疲れ様」

男「ごはんあるかな?」

女「今日帰り遅いって聞いたから、作ってないわよ?食べてないの?」

男「そっかぁ、それじゃー…」

ガソゴソ

女「?」

男「今日はお前の好きなモンブランを買ってきたから一緒に食べようか」

女「またモンブラン買ってきたの?」

男「うん」

女「こんな夜中に食べたら太っちゃうから明日頂くわ」

男「そうだよね。夜遅いもんね」

女 (この人、ずっと昔に私がモンブラン好きって言ってから何かある度に買ってくるのよね・・)

女「…」

女「…なんかあったの?」

男「実は…」

男「会社クビになったんだ」

女「」

女 (モンブランとか食ってる場合じゃねーだろ!!)

女「…」

女「まぁ、クビになっちゃったらしょうがないんじゃない?」

男「え?」

女「次よ次!不安一杯で発狂しそうだけれど、ここは落ち着かなきゃね」

男「お前、強いなぁ」

女「あんたが強くなりなさいよ!w」

男「ゴメン」

女「モンブラン頂戴よ」

男 (やっぱりモンブラン買って帰って正解だったー。良かったー)

男「ほい」

女 (モンブランはそんなに万能じゃないのに、相変わらず単純だなぁ)

女「美味しい(^^)」