こんばんわ。
deokisiです。
今回は「こ」
- 「夢のコンコース」
寝静まった夜中、僕の意識はとあるコンコースに送られる。
あらゆる生物が寝ている間に一度は訪れると言われる巨大なコンコースだ。
夢の中なのに何故か露天商や電車や飛行機に乗り急ぐビジネスマンが居たりする。
お忙しいなぁ。
かと思いきや、どこなんだろ?って感じで手持無沙汰で突っ立っていたり、ボーッとしている人もいる。
昆虫も沢山いて、よく踏みつけてしまう。
魚類はもはやスカイフィッシュ状態で泳いでいる。
そこでは喋る事はなく、感覚でお互いの気持ちがわかる。
日頃のラップされた言葉ではないピュアな感覚。
さらけ出された感覚に直接作用するソレは、もはや常軌を逸していた。
運が悪いと還ってこられない事がある。
恐怖の感覚に寝たまま死ぬ者。
喜びの感覚に寝たまま死ぬ者。
悲しみの感覚に寝たまま死ぬ者。
どうゆうトリガーでココに来てしまうのかは未だに解明はされていないが、
訪れた者達はきまって「また行きたい」と言う。