こんばんわ。
deokisiです。
日ごろ、現実と虚構を分けて生きているのがほとんどだろう。
映画やドラマやアニメーションと現実を分けている。
もちろん、次元が違うので別モンなのだけれど、ドラマティックな展開も少しはないと現実も乾いてしまうものだ。
楽しいって事は、何かしらドラマティックな仕掛けや展開の予想があってのものだろう。
僕は昔からドラマティックな演技が苦手だ。
真面目な顔をしてピロートークはできない。どちらかというとニヤケながらだからゲス野郎にしか見えない(笑)
「お前、ここは笑う所じゃないだろ?」
よく思われているだろう。
恐らく頭のネジが足りないから分かっていても気取った顔ができない。真面目じゃないと思われやすいタチだ。
ただ、おもしろいなぁと思うのは割と皆同じような固定概念があるって事だ。
ここはこうしなきゃ、こうやんなきゃ格好悪い とかね。
わりと皆ロマンティックなんだなぁと。
ルール付けが多少あったほうが、攻略の余地があるという救済的な見方もできるかもしれない。
大友克洋 監督のMEMORIESってアニメーション映画が、3つのストーリーから構成されているんだけれど、最初の1話目でリアルはかっぴかぴに干からびてるけど、つやつやなご婦人が出てくる。
そのご婦人へ主人公が投げかける言葉で、「思い出は逃げ込む場所じゃない!」ってのがある。
※当時、TV CMでも結構流れていたので見てみれば思い出される方もいらっしゃるやも。
ご婦人はそれに対して、「現実がどれほどのものだって言うの?!」と返す。
まぁご婦人にとっては現実なんて存在しないんだけれど、これは考えさせられるセリフだなぁと随分経った今でも感じている。
現実の記憶はやや美化され、都合が悪ければ脚色もするだろうし、自分の経験していない事を映画とか小説とかで補完している。
それに現実を見すぎると、自己の許容範囲を超えてしまう危険性があるため、あえて現実を見ないようにしている部分もある。
都合のいい話だ。
人間は虚構と現実の間を紙一重で生きていると思う。
賢く生きる上で僕らはたまに演者たりえた方が良いのだろう。
であであ。
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